日本会議広島における活動の記録です
梅雨入りをしたこの日、日本会議広島廿日市支部主催で中條高徳氏を招き、宮島ホテル「まこと」にて、日本の心を次世代に伝える講演会「おじいちゃん、日本のことを教えて!」~子々孫々に語り継ぎたい日本の歴史~と題した講演会が開かれた。
中條氏はアサヒビール㈱の「アサヒスーパードライ」作戦による会社再生で大成功を収めた経営者であり、また陸軍士官学校60期生で、日本会議広島廿日市支部長とは同期の間柄にある。

「五百年前、世界は白人による有色人国家植民地化の時代であったが、世界で唯一、日本とタイだけが植民地にならなかった。植民地政策とは資源の搾取・旧権威の否定・人民の無学化である。ちなみに日本が韓国や台湾を植民地化したというが、日本は産業を興し、学校を立て、韓国王朝に対しても礼を持って接した。
日本植民地化の危機はあった。それはペリー来航と日露戦争。しかし当時の日本人は「気付き」が良かった。この「気付き」は商売でも重要な要素。「気付き」がよく、植民地化されなかった原因は、指導者層が人間学を学び、庶民も識字率が高かった事。そして日本文化の特徴である「縦と横の糸」が非常にしっかりしていた事。「縦の糸」とは、先祖を大切にし、自然に畏敬の念を持ち、そして皇室と国民が信頼関係で結ばれている事。「横の糸」とは農耕民族としての共同作業・相互扶助から発生する共同体意識の事。経営でも軍事でも、一つの目標に構成員が一致団結して向かう「ベクトル合せ」が重要だが、そのためには縦横の糸を強く意識することが必要となる。
外国は日露戦争以降、強い日本を恐れた。そのため大東亜戦争の後、強い日本の原因である縦と横の糸を徹底的に分断した。戦前のよい事を全否定し、それまでの地理歴史修身の教育を禁止した。「個の尊厳」「義務なき権利の主張」を叫び、偽装自主憲法「日本国憲法」を制定させた。ちなみに憲法制定時の占領軍の関与については国会図書館に一部始終記録が残っているので、国会議員は必ず目を通すべきである。昔の指導層は前出のように人としての奥行きを深める「人間学」を学んだが、現在の指導層が学んでいるのは「事務学・要領学」であり、それは儲かる事、楽ができる事を学ぶ事。」と述べられた。
また「戦争はしてはならない。それは何度でも言おう。しかし牙を剥き出しにする国際社会では体力は必要である。広島に関係する事だが、核保有をするか否かの議論さえ許されないのはおかしな状態である。戦争で亡くなった246万の英霊は、現状の日本を見て安眠する事はできないと思う。」
「豊かさの引換えに夢や理想を持てなくなり、心の価値を失い、自国の歴史を忘れる事が、多くの歴史家が指摘する「亡国の条件」だが、現在の日本はその全てにおいて一致している。この状況の打開はしつけ教育しかないと思う。最低限、家庭で挨拶をし、手伝いをさせ、きちんと片付けをさせる事で、随分変わる。」と軍事学修得者であるとともに、トップクラスの経営者としての視点で、日本の歴史、文化、教育について語られた。
会場は、あいにくの天気と、島と言う交通状況にもかかわらず、100名以上の参加者があった。トップに戻る
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- 2010/06/13(日) 18:51:52|
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