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日本会議広島 活動レポート

日本会議広島における活動の記録です

8月15日 第25回 戦歿者追悼平和祈念の集い 開催(広島市)

 酷暑が続く終戦記念日、広島市内護国神社において英霊感謝祭が執り行われ、引き続き日本会議広島主催「第25回 戦歿者追悼平和祈念の集い」が同神社参集殿で行われた。

 リオ・オリンピックでの体操・内村航平選手の国歌斉唱に刺激されたのか、例年になく大きな声が響いた国歌斉唱、護国神社祭神への拝礼、中尾日本会議広島理事長の挨拶の後、「天命に生きた日本人の魂に導かれて~大切な命に代えてでも守りたいもの~」と題して、「株式会社ことほぎ」代表の白駒 妃登美(しらこま ひとみ)氏が記念講演をされた。

講演する白駒氏 会場の様子

 氏は国際線CA退職後、出産、大病を経て福岡県を拠点に結婚コンサルタントの活動を始め、2012年に日本の歴史や文化の素晴らしさを国内外に広く発信する「株式会社ことほぎ」を設立、現在全国各地で講演活動に取り組んでいる。
 まず「歴史感」について「学校教育により日本の歴史について負のイメージに染まっていた私を目覚めさせてくれたのは、日本人ではなくオーストラリアの女性だった。彼女は日本が2千年以上の歴史を有する世界最古の国であり、古くから優れた文化を持っていた事を教えてくれた。自分で調べてみて彼女の言うとおり、神話・神武建国から歴史が一本の糸で繋がっている国は世界中で日本しかない事、そして天皇は建国以来、常に国民を宝と思い大切にし、また国民も天皇の想いに応え続けてきた素晴らしい国であることを知った。
 また外国での生活で、国際人とは“英語が堪能であったり、グローバルスタンダードを理解している事”ではなく、“自国の歴史と文化をきちんと相手に伝える事の出来る人間の事”を指すのだという事も知った。
 それでも昭和史においては、自虐史観を持ち続けていたが、これはインドネシアの大学教授と出会った事で間違いに気づかされた。オランダを駆逐してインドネシアにやってきた日本人将校が“君たちを独立させるためにやってきた。独立繁栄のための知識や技術は全て伝授する”と言っていた事、戦後も多くの日本兵が残って独立のために戦い死んでいった事、昭和30年のバンドン会議においてアジアアフリカ諸国が日本代表を大歓迎した事などを教授は教えてくれた。」と自らの歴史認識の変遷を語り、そこから得た歴史観について「日本の歴史授業では昭和20年8月15日をもって区切りを付けているが、仮に白人社会に対する日本の奮闘に刺激されたアジアアフリカ諸国が、戦後次々と独立した後に開催された前述のバンドン会議の時で区切ってみたら、大東亜戦争の評価は全く違うものになる。このように歴史は視点を変えれば見方も変わる。学校の授業のような一方的なものではなく、歴史感は多様なものである。」と語られた。
 次に「日本人の価値観」について、終戦直後日本に来たアメリカ海軍士官・アーレイ・バークの話をされ「彼は同僚や部下を日本との戦いで失った事で日本を激しく嫌悪していた。しかし宿泊先でささやかなサービスをする日本人女性の夫が、自分が参加した海戦で戦死していたにもかかわらず、彼もアメリカも憎んでおらず、相手に心地良い空間を提供し喜んでもらいたいと考えていた事を知って、自分の心の狭さと日本人の心の豊かさを知った。彼はその後、北東アジアでの海軍力の必要性を説き、それが海上自衛隊創設の一因となった。彼は日本から勲一等の勲章を授与されたが、生涯その勲章を大事にし、遺言によりその勲章のみを付けて埋葬された。この話には後日談があり、東北大震災の時、真っ先に駆け付けたアメリカ空母「ロナルド・レーガン」の艦長トム・バークは、彼の孫であった。自らヘリに乗り救援物資を届けたトムもまた、被災にもかかわらず秩序だった行動をする日本人を見た。天国の祖父は“お前も俺と同じように感じただろ”と天国から孫に語りかけただろう。」と感動の秘話を披露し、「西洋人は相手との相違点を探すが、日本人は相手との共通点を探そうとする。これが日本人の礼節と心意気、公平性、親切には真心で応える等の素晴らしい価値観を生み出していると思う。そして今年、オバマ氏と被爆者が抱き合う姿に同じものを感じた。」と語られた。
 最後に「命」について18歳の特攻隊員の遺書を紹介し、「“とにかく命が一番大事”と教えられた世代から、多くの自殺者や理解不能な動機による殺人者を出している今、特攻隊の若者のように、大事な命に代えても守らねばならないものを持つ事が、かえって自分の命も他者の命も大切にすることにつながる。」と結ばれた。
 白駒氏の感情豊かな語り口に130名余の参加者は大いに魅了された。

黙祷する参加者 声明文を読み上げる定野氏

 続いて正午の合図とともに黙祷。東京の全国戦没者追悼式に御臨席の天皇陛下の御言葉を拝聴。
 広島市議会議員・定野和広氏が「平和憲法では対応できない世界情勢に対する国民の改憲への意識の高まりに応えて、憲法改正の早期実現のために運動するとともに、首相の靖国神社参拝を定着させ、天皇陛下の御親拝の実現を目指す」旨の声明文を朗読し、参加者全員で「海行かば」を斉唱。県議会議員・石橋林太郎氏の挨拶をもって閉会となった。

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  1. 2016/08/16(火) 20:39:14|
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