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日本会議広島 活動レポート

日本会議広島における活動の記録です

 6月29日 令和元年度日本会議広島総会及び記念講演会 開催(広島市)

 
 本格的な梅雨の季節に入った29日、広島市の広島国際会議場ダリアにて、令和元年度日本会議広島総会と記念講演会が開催された。

 総会では天皇陛下御即位奉祝活動、憲法改正実現や拉致・教育問題に関する国民運動、参議院選挙などの選挙支援、歴史認識・英霊顕彰に関する活動などの議案が承認された。

 記念講演会では、まず上野日本会議広島理事が「不変の極致である万世一系を断ち切るような女系天皇容認の皇室典範には変えてはならない。変えなければならないのは日本国憲法である。」と挨拶。

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 次に衛藤晟一内閣総理大臣補佐官が国政報告をされた。「約二百年ぶりと言われる御譲位がつつがなく進んで安堵している。上皇陛下が御譲位を表明された時、正直驚いたが介護法案を推進した身としては“高齢により全身全霊をもって国民統合の象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じる”という御言葉で得心し、政府中枢として御譲位の手続きを進めてきた。そして令和という元号となったが、昭和54年に元号法が成立していなかったならば、元号そのものがなかったかもしれない。当時は日本会議とともに法案成立に奔走した。改憲についても自民党の綱領から改憲を外す意向が示されたとき、若手議員であった安倍氏や故・中川氏とともに党執行部と激烈な議論の末、思い止まらせた。」と述べられ、女系天皇論については「占領軍による昭和21年の十一宮家の臣籍降下がなければ、皇統を有する25歳以上の男子は10人もいる。女性宮家を議論する必要はない。御譲位も終ったので、これからは皇室の伝統を守る戦いをするつもりである。そのためにも7月の参議院選挙での当選のバックアップをお願いしたい。」と結ばれた。

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 続いて安全保障、インテリジェンス、近現代史研究を専門とする評論家の江崎道朗氏が「日本分裂を防いだ皇室の伝統」と題して記念講演をされた。まず女系天皇問題に際し「現行憲法でも第二条に“皇位は世襲に基づき”とあり、世襲とは男系相続の意義に解するとの井出成三解釈が出されているので、女系はあり得ない。現憲法を改憲保守勢力は嫌う傾向があるが、もっと深く読み勉強してもらいたい。」とされた。
 「憲法には条文と解釈がある。吉田茂氏がいた時代、占領軍に押し付けられた新憲法に対し、“宮中祭祀については明記されていないが、禁止とも書かれていないので先例を踏襲する”など、解釈という形で日本と皇室の伝統を守ってきた。その点では当時の政治家は日本を守るという気概と情熱があった。ところが三木武夫氏の時代あたりから、内閣法制局の言いなりになり、国が大嘗祭を行えない事となった。これに対し当時皇太子であった上皇陛下は、戦国の戦乱の為、大嘗祭も皇居の補修も出来なかったにもかかわらず、国民の困窮を案じられ“朕、民の父母として、徳、覆ふこと能(あた)はず。甚だ自ら痛む”と書かれた後奈良天皇の写経の奥書に触れて、天皇の立場について新聞に文書回答された。これに奮起した心ある議員たちが内閣法制局と渡り合い、国事行為としての大嘗祭を復活させた。現在、憲法に対し国益と皇室の伝統をまもるために、解釈で対抗する事が出来る吉田茂時代のような国会議員は20人足らずであり、内閣法制局と討論できる能力のある人はさらに少ない。衛藤議員はその中の一人である。
 また細川首相の侵略発言や村山談話などの、国のために尽くした英霊に対し侵略者の烙印を押す発言が連続した平成はじめの時期に、上皇・上皇后両陛下は国に尽くした御英霊についての御製御歌を数多く読まれた。このことがご遺族の心を慰めるとともに、侵略容認の議会議決を阻止する原動力となった。」と述べられ、最後に「御皇室が国民との絆を伝統として継承し大切にしてこられた事に呼応するように、皇室との絆を大切にする“国民の伝統”を我々も継承していく必要がある。」と結ばれた。

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  1. 2019/07/01(月) 19:41:13|
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